• テキストサイズ

【暗殺教室】君が好きになるまで

第8章 期待値アンサー


「さて、配置につこうかね」


ひとつだけ伸びをして、俺は旗の前へ移動した

移動する最中、木村と千葉の話し声が聞こえる


「なに話してんの?」

「あ、カルマ。それが……」

「間宮についてなんだが……」


雪乃?


一番に警戒すべき相手にあげられそうなのは

向こうのチームでは確かに二人いる


渚くんと……雪乃だ


けど、それは俺のなかだけで

雪乃が他のやつらの間であげられるのは不思議だ


「ほら、間宮が敵に回るってことは、俺らはあいつを倒さなきゃいけないってことだろ?」

「そりゃあ勿論ね。基本はなんでもできるから居られるとめんどくさいし」

「俺さ、あいつ苦手なんだよ」

「同じく」




苦手?

嫌われることはまずないとして、苦手……



その疑問は次の言葉で解決される



「”いつもの間宮”で来られたら……”敵”と思える自信がない」

「全員の味方……ってイメージが強いからな。敵になるイメージがない」



……確かに

俺はともかく

このクラスで雪乃が本性をさらしたときとすれば…………

あの触手事件のときのみだろう

しかも、その時はみんななんのことかわかってない

俺と渚くん辺りにしかいっている意味がわからなかっただろう



……つまり、

実質的に

全員の最上命令で頭に残しておかなくてはいけないのは




「赤チーム、常に頭に置いておいて欲しいことがあんだけど…………」





もしかしたら……厄介すぎるかもしれない








「間宮 雪乃は味方じゃないよ」
/ 262ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp