第7章 告白コンプリート&キャプチャー
家についた時……香ばしいような甘い香りが迎えてくれた
「おかえり、雪乃にカルマ君。お腹いっぱい食べてきてないでしょうね」
「たこ焼きとりんご飴は食べたよ。でも晩御飯食べてなかったから、大丈夫」
「俺も平気だわ」
「じゃあたくさん食べてねー♪」
機嫌良いなぁ……
お祭り効果みたいなものなのかな
リビングへ向かいながらそれを考える
最早カルマは私の家に慣れてるのか、違和感無く同じように向かう
それはそれでどうかと思うんだけど……
「お、相変わらずうまそうだ」
「喜んでもらえると作った甲斐があるわ」
「隣のフルーツサンドは?」
「雪乃とカルマ君の明日のデザートにと思ってね」
「カルマの分まであるの?」
「張り切ったらたくさんできちゃったのよ」
へぇ……
随分な量作ったな
まぁ、下手したらカルマがほとんど平らげてくれそうな気もするけど