第7章 告白コンプリート&キャプチャー
そういえば……
帰り、解散したあと自宅へ向かいながら思う
今ごろだけど、なんでカルマは私の隣で寝てたんだろ
警戒心が強いあの人が
あんなところで寝るとは到底思えない
私はいつものごとく寝起きが悪いからそのときはあんまり気にしなかったけど……
それを考えると
あの人、よく私の近くで寝てるよな
私の方も寝起きだから今まで注意視したことなかった
「あ…………」
そこで思い出す
そうだ
自分が言ったんだっけ
警戒しなくていいって
だからか
彼にとって、休息所のようになってるんだ
嬉しいような、なんか皆と違う扱いで嬉しくないような……
私は感情すらもあの人に振り回されるのか
自分で嫌悪に陥って、落ち込んでからまた考える
……考えすぎだよ、あの人のこと