第7章 告白コンプリート&キャプチャー
「え、肝試し……?」
「そうです!夏といったらこれでしょう!」
柔軟体操のように気合い十分の先生が盛り上がる
「殺せんせーが遊びたいだけでしょ?」
「皆さんと違ってずっと殻のなかに閉じ籠ってましたからね!」
それは自業自得なんじゃ……
にしても、肝試しか……
「一回もやったことないかも」
「そうなんだ?間宮さんって怖いもの無さそうだけど」
「いやいや渚……私にだって怖いものは「俺とかね」うるさいカルマっ……!」
それにそれはもう大体克服してる!
「普通に、グロテスクなのとか。後、作り物以外の幽霊とかが怖いの。一番は猫だけど」
「それこそ意外です。猫とか動物大好きそうです」
「猫のみ、ね」
「アレルギー……ってわけじゃないもんね」
「残念ながら、不破ちゃん。どうか私を猫アレルギーにしてくれたら感謝なのに」
そうしたら近寄る理由がなくなる
私の新たなプロフィールが公開されたところで、肝試しは行われた