• テキストサイズ

【暗殺教室】君が好きになるまで

第6章 心理的ザ リーズン


作戦は成功した

そう、私たちの中では完璧すぎるほど

今までのとは比較にならないほど、手応えがあった



なのに……



「油断するな!水面を見張れ!」


水面……



じっ……と、ボートから見ると

泡立つ水面


そしてそこから……


「ふぅー」


苛立つほどのどかに我が担任様が浮上なさった



「これぞ先生の奥の手、完全防御形態です」




『『完全防御形態……!?』』




「なにそれ……」

そんな形態あるの



「肉体を思い切り小さく縮め、その分余分になったエネルギーで肉体の周囲をがっちり固める。この形態になった先生はまさに無敵」



ただのチートだ……

自然崩壊するにせよ、身動きがとれないにせよ

核ミサイルでもダメージを与えれない防御形態なんて……

しかもBB弾に沈めても爆破させて逃げられる……

裏付け設定より質が悪いチートだ


ここまで頑張ったのに……完敗なんだ


「君達は誇って良い。世界中の軍隊でも先生をここまで追い込めなかった。ひとえに皆さんの計画の素晴らしさです」



先生のその言葉でさえも、今の喪失感には打ち勝てない


誰一人、言葉を発しようとしなかった
/ 262ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp