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あーるじゅうはち Ⅱ

第20章 現場と決意



神崎さんは適当に理由をつけて、女性陣を後にすると、私を隅まで引っ張ってきた。

「ちゃんは撮影中、カメラマンの付近にいてね。
ちょっと遠いかもしれないけど、現場の雰囲気とか、掴めると思うから。

あっ。
そう言えば俺、自己紹介してなかったね。
俺は神崎ヒロキ。…よろしくね、ちゃん」

にこやかにそう言った神崎さんは私に大きな衝撃を与えた。

…か、神崎ヒロキってあの神崎ヒロキ!?

芸能界とか、そういうのに疎い私でさえ聞いたことのある名前。

彼は芸能界でもトップスターの人。

「あ、は、はい!」

そんな人と話せているなんて、正直驚きを超えたものがあった。


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