第20章 現場と決意
「神崎さんじゃないですかぁ
おはようございます」
「あっ、おはようございます!」
「おはようございます〜」
神崎「おはようございます。今日も一日よろしくお願いします」
現場に着くと、神崎さんはたちまち時の人。
人気なんだなぁ。
神崎「ちゃん、ほら、挨拶」
小声で言われ私は身を固くしながら上ずった声で続ける。
「お、おはようございます…。
本日見学させていただく です。よろしくお願いします」
「ふぅん…べネールの新人さん?」
綺麗な女性が私に聞いてくる。
わ、スタイルヤバい
神崎「うん、そうなんだ。
急な話で悪いんだけど、良いかな?」
「神崎さんの頼みなら勿論ですよ〜!」
神崎さんモッテモテだなぁ…
「ありがとう」
そう言って笑う神崎さんは……
やっぱり王子様みたい。