第19章 芸能界の王子様
私がちらりと視線を神崎さんに向けると、彼は整った顔をこちらに向けてから、いう。
神崎「僕は構いませんけど…」
「いいんですか!?」
だって、いきなり現場にど素人もいいしところのモデルでもない人が見学に来るんだよ!?
私の驚きの声に苦笑して、神崎さんは続ける。
神崎「なんでそんなに驚くの?
別に僕は全然構わないよ。
君もいい経験になると思うし、僕も初心を思い出すことが出来る。
ほら、一石二鳥じゃない?」
キラキラと輝くその笑顔はまるで。
吉井「流石芸能界の王子様ですね〜!
では、さん彼について行ってください♪」
「よ、よろしくお願いします!」
そうして、私は彼の現場について行くのだった。