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あーるじゅうはち Ⅱ

第19章 芸能界の王子様



絶句。
吉井さんってそんなすごい人だったんだ。
私、そんな人にスカウトされたんだなぁ…。

戸惑いと驚愕で目を見開くと、爽やかな笑顔を貼り付けた神崎さんが声をかけてくれる。

神崎「吉井さん、教えてなかったんですか?
びっくりしてますよ、ちゃん」

ちゃん!?

吉井「教えてませんでしたっけ…
それはすみませんでした。」

気難しそうに眉を潜めて吉井さんが謝る。
そして、ハッとしたように吉井さんは指を鳴らした。

吉井「神崎さん!
今から撮影取りですよね?」

神崎「え?
はい、そうですけど…」

吉井「宜しければこの新人さん、見学させて欲しいんですよ!」

「ええ!?」

私の驚く声が室内に響き渡る。
そ、そんないきなり!
神崎さんだって困るでしょうに…
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