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あーるじゅうはち Ⅱ

第16章 朝と深琴 *



私は慌てて深琴くんの腕から逃れようと抵抗するけど、それは無意味だった。

深琴「ちょ、なんで逃げるんですか」

再びぐい、と抱きしめられる私の身体。

「ひゃっ…!」

自分の意思とは反して口から飛び出るその声に私自身が驚く。
急いで手で口を覆うがきっともう手遅れ。

深琴「ひゃって・・・もしかしてさん感じてるの?」



「や、やめッ・・・!」

抗いようのない快感を期待して腰がじんじんする。
それでも私はせめてもの抵抗として否定の言葉を口にするが。

深琴「いや、そんなエロい顔してんのにやめてはないでしょ」

「!?」

突然のキス。
だけど私には何がなんだかわからなくて。




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