第16章 朝と深琴 *
深琴「ちょっ・・・なに脱いでるんですか!」
「へ?
いや、ずっとパジャマって気持ち悪いから…」
下はキャミソール着てるし、大丈夫だと思うんだけどなぁ。
私はそんなことを考えながら深琴くんがなんで家にいるかは後で聞こうと決めた。
深琴「無自覚ってワケじゃ・・・ないんですよね」
深琴くんの声が少しだけ低くなる。
疑問に思って後ろを向くと同時に。
「わあっ!」
抱きしめられる。
深琴「あーもう。
ほんと、なんなんだよアンタ・・・」
それは思い切りこっちのセリフなんだけど・・・ッ!
薬の効果か、身体が熱を帯び始めた。
しまった、このままじゃ深琴くんを巻き込んじゃう・・・!