第14章 告白の応え
「う、うっさい・・・」
おそらく顔が真っ赤な私は少し控えめに反抗の言葉をくちにしただけだった。
しばらくして直樹の電話を切るともう家の前。
深琴くんどうしたのかなぁ
優菜のことお持ち帰りしたのかな?←
やだ、深琴くん意外とやる!
なんて勝手に自己完結していると後ろから声がかかる。
悠斗「?」
「悠斗!」
後ろを振り向くと一昨日私の課題を見てくれた幼馴染みがコンビニ帰りなのかビニール袋を下げていた。
悠斗「お前顔真っ赤だけど大丈夫?」
「ゆ、悠斗こそそんないっぱい何買ったわけ?」
我ながら謎の返し方をすると、悠斗はそんな私の対応に慣れているのか膨れたビニール袋を掲げた。
悠斗「いや、本当はチロルチョコだけ買おうと思ったんだけど、なんかサービスでもらった」
「あー…店員さん女の人だったんだね」