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あーるじゅうはち Ⅱ

第14章 告白の応え







直樹「久しぶりですか?先輩」

「うん。なんとなくね」

出会った時より少し声が低くなったなーなんて思う。
てゆか、まさか明菜も知ってるなんてね。
直樹のこと。

直樹「そんなに僕に会いたかったんですか…?」

低く掠れるような囁き声に思わず携帯を滑り落としそうになる。

先ほど熱に充てられてきたというのに、また腰の奥がじんじんするような感覚に襲われる。

「っ、」

直樹「そうそう先輩、僕最近面白いもの買ったんです」

あっさりと話題転換した直樹は思い出すようにいう。

てか、おもしろいもの…?
少し嫌な予感がして先を促すと

直樹「手錠です」

と言われた。

きっと電話の向こうでは笑顔なんだろうなぁ…。

直樹「次は使ってみたいですね、先輩?」

濡れた声色で聞くと、次に直樹はからかうような声でこう続けた。

直樹「先輩、もしかして今濡れてるんじゃないんですか?先輩は言葉責めに弱いですもんね」
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