第14章 告白の応え
薄々思っていたけれど…
拓ってもしかして金持ちなのかな!?
一人暮らしでこんないいところ住めるなんておかしすぎるよ。
誠「も対外だけどな」
「え!?」
うそ、私声に出してた?
慌てて口元を抑えるけれど、それを見た誠が一言。
誠「顔に出てるって笑」
「顔に…!?」
急に恥ずかしくなって手で顔を覆い隠すとその腕をやんわりと退かされる。
誠「そんな可愛い顔、隠しちゃダーメ」
「っ…」
耳元で囁かれたその言葉に頬が熱を持つのを感じる。
外に出て、外気に触れてもその熱はなかなか冷めそうになかった。