第14章 告白の応え
誠「つーわけで俺らそろそろ帰るわ。
もう8時だし」
「え!もうそんな時間?」
慌てて時計を見ると時計の長針はしっかりと8を指していた。
拓「まあ・・・ヤってると時間のこと忘れるよな」
「う」
ストレートすぎるその言葉に少しだけ頬を赤らめる。
もう少しオブラートに包んでくれても…!
誠「ほら、。
出る用意して」
誠にまるで母親のように急かされてコートを羽織り玄関へと向かう
「今日は、その、ありがとう。
またね、拓」
少し照れながらも述べると拓ははいよー、とだけ言葉を返した。
扉の鍵ががちゃりと鳴る音を聞きながら誠とエントランスに向かって歩き出す。