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あーるじゅうはち Ⅱ

第10章 誠と拓 *



そしてその手は髪を恭しく一筋掬うとそれに口づける。

「ひゃ…」

誠の髪の毛が首筋に当たりくすぐったくなる。

拓「新垣、抜けがけはなしっつったろ」

「あ、あのっ」

私が慌てて誠の胸に手を突き出すと誠はやんわりと退いてくれた。

誠「さ、俺と結城に…犯されてみない?」
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