第19章 憧れと好き【奥村楓】
寂しいんだよ!わかれよ、バカエデ。
部活の時もリレーションの勉強するから静馬さんといる時間が長くなる。
日常生活だって、生徒会に芸能活動、授業の予習復習。
それで、なんだなんだで1ヶ月たってしまった。
万太郎「めーちゃん。」
楓「なんですか?千代松さん。」
万太郎「最近、ななみんと仲悪い?1ヶ月も話してるとこ見てないにゃ。」
楓「……。」
菜々海「静馬さん。データ整理終わりました。」
静馬「ありがとうございます。もう、終わりなので休憩していてください。」
菜々海「はい。失礼します。」
静馬さんから休憩をもらい休んでいると、バンちゃんと楓がきた。
ちゃんと楓の顔をみたのは1ヶ月ぶりだ。
かえでっ!口から出そうになった言葉をのみこんだ。
なぜなら、今までみたことないような悲しく寂しげな顔をしていたから…。
あぁ…。楓もだったんだね。
私、なにしてたんだろう…。
菜々海「楓…。ごめ…ん、ね。」
楓「僕の方こそすみません。」
泣きながら伝えた言葉。