第19章 憧れと好き【奥村楓】
楓のやつ方南に行ってないよね、遊馬さんいるし平気だよね。
それから1時間ぐらいたったとき。
私のスマホに奈々から着信が来た。
菜々海「もしm…。」
?「あっ!菜々海さん?!」
菜々海「穂積さん!?これ、奈々からの着信なんだけど…。まさか!楓と遊馬さん!!」
穂積「そのまさか!」
菜々海「今から行きます!」
電話の内容を怜治さんたちに全て話し、急いで方南に向かった。
全く、何を考えているんだあの2人は。
それで、いろいろあって方南に到着。
菜々海「すみませんでした!!」
私は思い切り頭を下げた。
楓が久我さんに合いたい!というところから始まったらしい。
今朝のこと気にしてたから余計気になって現在に至ったというわけだ。
でも、楓…。
憧れの人を優先するの…?
楓は…。
"好き"よりも"憧れ"を優先したんだ…。
そう思った瞬間胸が苦しくなって息ができなくなった。
楓のバカ!もう知らない!
この一件があり、私は楓と口を聞いていない。