第14章 ヤキモチ【黛静馬】
菜々海「しず、ま…?」
静馬「あまり心配かけないで下さい。」
菜々海「だって。静馬、怜治ばっかかまうんだもん。」
怜治「俺が原因?」
万太郎「にゃ。れいくんは少しおしずに頼るのやめるにゃ。」
怜治「頑張るよ。」
静馬「ヤキモチですか?」
菜々海「そうだよ。ヤキモチ!あとはワガママ!一緒に居てよ…。寂しいの。」
静馬「そうですか。」
静馬の顔が近づく。
菜々海「しず、ま…。んっ…。」
静馬「こういうことは菜々海にしかしないだろ?」
菜々海「っつ///」
遊馬「あ、兄貴!?」
匡楓「し、静馬さん…。」
なっ!
急にズルいよ!
てか、1、2年ちょうど来ちゃったじゃん!
なにすんのさ!
かまって欲しいとは言ったけどさ…。
場所は考えてよ。
でも、静馬のやつ。
あの言い方はする時だけなのに…。
それに、その声弱いの知ってんじゃん。
ヤキモチしなくても静馬はかまってくれてたね。
なんだ。
でも、ヤキモチに気付いてくれただけで嬉しいや。
結局静馬には勝てないな。