• テキストサイズ

プリスト短中編集【裏あり】

第14章 ヤキモチ【黛静馬】






静馬のバカ。



静馬「危ないでしょう!どうしてあそこでおにごっこなんてしたんですか!」

菜々海「…だって。」

静馬「だってじゃありません!怪我をしたらどうする気です?貴方は西星スト部になくてはならない存在なんですよ?もちろん、千代松もです。」

万太郎「おしず。そんな怒らないであげてほしいにゃ。」

静馬「どうしてですか!まだ、1、2年がいないからよかったものの。」



静馬が本気で怒ってる。

心配してくれたのかな?

でも、いつも怜治のそばにいるじゃん。

仕事柄しょうが無いと思う。

それに、クラスも違う。

会えるのは部活の時間とたまに共演する番組撮影だけ…。

あとは奇跡の休み。

私は静馬に名前呼んで欲しいし、そばにいて欲しいのにさ。

だから、こういうふうにアピールしちゃうんだよ!

ヤキモチだけじゃないワガママでもあるんだ。

わかってる。

視界が歪む…。




静馬「菜々海。泣かないでください。」

菜々海「うっ。ひっく、ご、ごめんなざい…。」



優しい匂い。

これ、静馬の匂いだ。

顔を上げる。

静馬の笑った顔があった。



/ 151ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp