第3章 笑顔【小日向穂積】
KGB事件があって、私はリレーショナーになることが怖くなった。
穂積もヒース先輩も、大丈夫だって言ってくれたけど私はダメだった。
壇先生とも相談して、奈々ちゃんを方南スト部のリレーショナーにした。
責任の押し付けかもしれないけどね(苦笑)
今日はみんなでプールに来た。
穂積「楽しくない?」
菜々海「ううん。楽しいよ。」
穂積「リレーショナーのこと?」
穂積は全部わかってたんだ。
それから、穂積は私を連れてみんなとは別の種類プールに来た。
けど、私達以外だれもいない。
菜々海「ほ、穂積💦?」
穂積「泣いたら?僕しかいないしさ。」
抱きしめられた。
その時思ったんだ。
他の男子よりも背が低くて女の子みたいな穂積。
でも、抱きしめられて思った。
穂積の体は思っていたよりもしっかりしてて、安心する。
そして、私よりも少しだけ背が高い穂積。
上から声が降ってくる。
とっても優して安心する声。
穂積「ほら、我慢しないの。ねっ?」
菜々海「うっ。ほ、ほづみぃ…。うわぁあ。ほづ、み。」
穂積「うん。」