第27章 *秘密 【黛静馬】
それがわかっている静馬さんは私に声をかけながらゆっくりと奥へとすすんでいく。
静馬さんのモノをすべてナカに収めたとき幸福感で満たされ、ひとつになれているのだと感じることが出来る。
静馬さんはナカにきたあと必ず頭を撫でて声をかけてからゆっくりと動き出す。
貴「アッ、んっ…。」
静馬さんが動き出せばまたあまい声が口から漏れる。
静「かわいいですよ、 菜々海 。」
貴「っつ…!」
静「今、締まりましたね。」
貴「なっ、で…、いう…んですか…!」
静「言いたいからですよ。」
そう言いながら私が突いて欲しい場所を外してゆっくりと奥を突く。
貴「し、ずま…。こわして…。」
静「我慢していたのに可愛いこと言わないでください… 菜々海。 菜々海ののぞみとあらば。」
静馬さんは私が欲しいと思ったところへ自身を打ち付ける。
緩やかだった腰の動きも激しさが増してくる。
肌と肌のぶつかり合う音も大きくなってゆく。
吐息もあまい声も熱量が増して激しいものへと変わってゆく。
静馬さんの必死な顔。
背中に回した手で髪を解けば視界を覆う桃色の髪。