• テキストサイズ

イケメン王宮、真夜中のシンデレラ/アラン編

第1章 ~第一章~その後の二人


―――1時間後―…


―アランside―


ユヅキ「うわぁ…綺麗!!」


少し離れた場所にある湖にユヅキを連れて来ると、ユヅキはキラキラと目を輝かせて湖を覗きこんでいた。


「…おい、あんまりはしゃいで転ぶなよ」


そう言ってふっと頬を綻ばせると、少し頬を膨らませたユヅキが

"子供じゃないんだから転ばないよ!!"

と遠くから小さく抗議をしてきた


(本当かよ……)


そう思いながら、乗ってきた馬の手綱を木の根元にくくりつけて、のんびりユヅキのもとへと歩いていった


(…あいつ何やってんだ…?)


よく見ると、湖の中に手を入れて一生懸命、ユヅキが何かを探していた


「ユヅキ、何やって…」


そう声をかけようとした瞬間、ユヅキの体がぐらりと湖の方へと傾いた


「おいっ、危ない…っ!!」


そう言いながら慌ててユヅキの腕を引くもののバランスを崩してしまい、ユヅキを庇って自分が下敷きになる形でアランは湖に身を沈めた
/ 16ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp