第1章 ~第一章~その後の二人
―――数時間後――…
「んっ……」
私が眠っている間にアランがベットに運んでくれたらしく、私が目を覚ますと見馴れない天井が目にはいった。
そして私の横では、心地よさそうにまだアランが眠っていた。
「アラン、運んでくれてありがとう…」
そう呟きながら、私はそっとアランの頬へとキスをした
(それにしても、お腹空いたな…)
そう思いながら、ふと机の上へと視線を向けると、そこにはアランが持ってきたバスケットがあった。
(アランは何を持ってきたんだろう…?)
アランに悪いと思いつつも、そっとそのバスケットを開けると、中には色とりどりのサンドイッチがあった。
「すごく美味しそう…!!」
アラン「…なんだよ、うるせーなあ…」
「…っ!!ごめん、アラン…起こしちゃった…?」
アラン「あぁ…まぁ、別にいいけど…で、何が美味しそうなんだ?」
そう言ってアランは私の腕の中へと視線を向けた