• テキストサイズ

【HUNTER×HUNTER】漆黒人形〜ドールな薬師〜

第18章 自覚と無自覚


少し考えてから口を開く。


「…居ませんよ。

そんな人を、これから先作る予定もありません」


遠回しにフラれたなぁ、俺。


これはこれで傷つくかも。


「リアは少なからずシャルのこと意識してると思ってたのに。

残念ね」


と、声を潜めて告げた。


「それより、いつ起きたの?」


まさかとは思うけど聞かれてないよね、と内心冷や汗を流す。


「ほんの少し前ですよ。

イトがここに来た時ぐらいですかね」


「そっか」


なら良かった。


聞かれてたらなんとなく気まずいし。


「あ、そうだリア」


ゴソゴソとポケットの中から、とある小瓶を取り出す。


「これって本物かどうか分かる?」


「見た目はそっくりですね、私の薬に。

これをどこで?」


早々手に入るものじゃないし。
/ 293ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp