第18章 自覚と無自覚

「じゃ。

シャルが団員に説明しとけよ」


「俺が？」


「メールで一斉送信でもすりゃ良いだろ。

知ってるヤツだけ除いてよ」


「うーん。

俺は別に良いんだけどさ、これって俺が言っても良いことなのかな？」


リアの許可もなく。


「別に良いですよ」


落ち着いた声が響いた。


「あ、リアおはよう」


「おはよう、今日は早いのね」


「あー、おう」


「おはようございます」


「いいの？俺から言っても」


「はい。

むしろその方が助かります」


「じゃあ送るね。

えーっと…知らないのは…。


フェイ、コル、シズク、マチ、ボノ、フランクリン、ヒソカだね。




送信、と。

これで完了だよ」


「ありがとうございます」


「そうだ、リア。

お前好きなヤツとか居んのか？」


「はい？」


「あら」


「ちょ、フィンクス！」


好きな人…ですか。