第1章 ~第一章~幸せな日常
―プリンセスside―
「…っ、レオ…ジルが待ってるから…っ」
そう言って私が身をよじるものの、力で敵うはずもなく、そのままレオは何度も口づけを落とした
徐々に深くなっていく口づけに、私は幸せなため息をつきながらレオを見上げた。
(…っ、ダメ…もう力が入らない…)
レオ「…ユヅキちゃん、そんな潤んだ瞳で見つめられたら……俺、止まらなくなるよ…?」
そう言ってレオは私のネグリジェへと手を伸ばし、胸元へと口づけを落とした。
その瞬間、ピリッとした痛みが走り、見てみるとそこにはまるで赤い花が咲いたような痕があった
「…っ、レオ、こんなとこに痕をつけちゃダメ…」
そう言って抗議の目でレオを見つめると、レオはニヤリと意地悪な笑みを浮かべた。
レオ「どうして…?こんなとこ誰にも見られないでしょ…?それに…」
レオ「もう皆、ユヅキちゃんは俺のだって知ってるから大丈夫だよ」
レオに耳元で甘く囁かれた後、私がレオのものだという証を身体中に沢山刻まれるのだった