第2章 ~第二章~舞踏会の夜
練習が終わり、一度部屋へと戻ったレオは、部屋に着くとすぐにベットへと倒れこんだ。
「……本当に、ユヅキには敵わないな…ユヅキと一緒にいると、本当に我慢できなくなる…」
??「レオ、チャライ?チャライ?」
羽根をバタつかせながら首を傾げるセバスチャンを見て、レオはふっと目を細めた
「…そうだね、昔はチャラかったけど、今は違うよ」
セバスチャン「…チガウ?レオ、チャラクナイ?チャラクナイ?」
「うん。今はユヅキだけだからね。……それに他の子とは違うから、ユヅキは大事にしたいんだよ。…だから今日は、何とか我慢したしね。」
そう言って苦笑いを浮かべたレオを見つめた後、セバスチャンはレオの傍を飛び回りはじめた。
セバスチャン「レオ、ガマンスル、プリンセスノタメ」
「うん、本当はユヅキのこと、今すぐにでも食べちゃいたかったけどね。…とりあえず、疲れたから少し眠るよ。その間、静かにしてろよ」
そう言ってレオがそっと目を閉ると、セバスチャンはどこかへ飛び立って行った