第2章 新たな仲間
そして私はアレンと行動を共にする事になった。コムイ室長に彼のことを留守電に入れ、そして私たちは本部から近い二つ目の場所へと向かっていた。
『へー、アレンってクロス元帥の弟子なんだ。』
「……ええまあ。師匠とリオは知り合いだったんですか?」
何故か嫌そうな顔をするアレン。
『そんなに話したことはないけどね。あの人有名だから。…そっかぁ。任務から帰らず、どこで何をしているのかと思ったら…。あの人も弟子とかとるんだ。』
「……あの人は弟子を取るべきではないと思いますよ。」
何か嫌なことでも思い出したのか、顔が真っ青なアレン。
『…アレンってもしかして……クロス元帥の……隠し子だったりする?』
「ぶっ!?なっ!?やっ、止めてくださいよ!!僕とあの人が親子に見えますか!?」
…………見えないな。うん。あの人の性格を考えてもしかしたら…とはおもったんだけど