第15章 戻ってきたぞっ!!
普通に接して良いものなのかコレは!?
いや、普通の方が良いだろう。の文章におそ松とぎこちないとかは書いていなかったしその後は普通に会話したりした筈だ。
(と言っても…俺が恥ずかしいんだが!!!)
「おーー、カラ松、はよぉ……珍しく一番最初に起きたんだってー?」
「あぁ、何となく目を覚ましてしまってな」
「ふーーん?あ〜、腹減った!母さん何か作り置きとかしてねぇの?」
「さっき見た時に何かあった気がするぞ?」
「おっ、マジで!?ひゃっほ〜!!」
確かさっきトド松と俺の分のカルピスを取り出す為に冷蔵庫を開けた時に作り置きされたオカズが入っていたことを俺は思い出した。
それを伝えるな否やおそ松は、スキップしながらキッチンに消えていった。
「ねぇ、カラ松兄さん。ちょうど良いし僕たちもご飯食べちゃう?」
「ん?そうだな。そろそろ十四松も素振り終わる頃だろうし」
「んじゃ、そーしよっ!おそ松兄さんーー!!!僕たちもご飯食べるからオカズあっためてーー!!あっ、ちゃんとお味噌汁もね!」
「はぁーーーー!?何でお前らの分もしなくちゃいけねぇんだよ、面倒クセェ!」
「いーじゃん!そう変わらないでしょー?」
「いやいやいや!五つ分×時間がプラスされるんですけどー?」
(凄く………普通だ。良かった、兄貴には昨日のこと何にも言われなくて済みそうだなぁ。
しっかしなぁ、どうしたもんか…。もう少ししたら十四松と一松が戻ってくる。一松に対してどんな対応をすれば良いのか分からない!目があった瞬間殴られでもしたらどうしよう!うぅ………。)
ここから逃げ出したい気持ちを抑えながら腕を組み、どうしようかと頭をフル回転させる。
もっとが情報をくれればこんなに悩まなかったんだが…、というかあんな意味深な書き方をしたも意地悪だよな!!
ま、まぁ、いつも通りで…。昨日のことは何も触れないことにしよう。一松が話を振ってこない事を祈るしかない。あぁ…神よ…。
「ほら!!特別にお前らの分もあっためてやったぞ!
褒めろ称えろ!!!」
暖めたオカズをお盆に乗せておそ松は居間に戻ってきた。
「全員分の朝ごはんテーブルに出してくれたら称えてあげても良いよ〜(棒)」
「どんだけ兄貴をパシんだよ、末弟!!!」