第18章 また会えた!
「ドッキリ大成功だなっ!」
悪戯顔で嬉しそうな笑うカラ松。
(やべぇ…カッコ良い…萌える…)
いつも描いている表示が目の前で自動的に動くとこんなにヤバいのかと頭を抱えた。
「どっ、どうした!?頭、痛いのか?」
「全然痛くない、寧ろ絶好調………。久しぶりのカラ松の衝撃に脳みそが耐えられなかっただけだなら気にしないで……」
「それって、良い方の衝撃か?」
「無論」
突然頭を抱えた私に驚いたのか心配そうに見つめてくるカラ松を見て、私は頭乗せていた手を下ろした。
その顔も素敵!と興奮しながら(鼻息は我慢)きょろきょろと周りを見渡した。
何だか違和感を感じたからだ。
「ねぇ、カラ松、何かこの部屋変わった?」
「ん〜?部屋か?いや、部屋は全く変わってないな。だが、色々デカパン博士が機械を作ったみたいでな、一緒に俺と転送されて来たんだ。どんな機能があるかは見てないけどな」
「へぇー!!凄い!!見てみよーっと」
デカパン博士が新しく開発した機械!それは是非とも見てみたい!と思い、良く見ると確かに一個しか無かった機械が三つに増えてる事に気付いた。
新しい一つ目の機械を見てみる。見た目は最初にあった機械からそう変わりは無い。
「何の機械なんだろ……どっかにこの機械を動かすマニュアル的なの無いかな……?」
「俺も探すの手伝うぞ!」
「おぉ……ありがたや…」
マニュアルを探すために機械の側面を覗いてみてもそれらしき物は見当たらない。もしかして裏とかにあんのかな。そうだったら移動させないといけないから面倒くさいなぁ…。
「おっ!もしかしてこれか?」
「えっ、見つけたの?見せて見せて」
カラ松から受け取った紙を見て見る。『取扱説明書』うん、これだ。
「えーーっと、この機械は…次元を違う者を統一する事が出来る機械……ファッ!??何だ、それ…すげぇ!!!えっ、本当に凄い!!二次元のカラ松と三次元の私が統一!2.5次元!デカパン博士すげぇええええ!!!」
「…?良くわからないけど、凄いな!!!」
「やってみたら分かるって!!早速試して見たいけどもう一つも気になるし、もう一個のマニュアル見た後に試してみよっか」
「あぁ!そうだなっ」