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カラ松一日体験【おそ松さん】

第14章 戻ってきましたっ!!



「………ぅ”ーー、…はッ!!
……、もど…、戻ってる!!!今何時!?6時18分……良かったぁ〜、つか今日遅番だからそんな焦んなくても良かったんだったわ、ふぅ………」

軽く目を覚ました私はふわふわした頭で天井を眺める。
そして、寝ぼけながらベッドの上でもそもそしていると、昨日会った出来事が頭に流れてきた。瞬間私はバッと身体を起こした。一気に眠気なんてぶっ飛んだ。

戻ってきたという実感の次に、まず心配したのは今何時かという事だ。何てったって今日は休みでは無いのだから。急いで近くに置いている目覚まし時計を手に取り凝視するとまだまだ起きる時間には早い朝方だった。
安心したように息を吐くと、元あった所に時計を戻した。

「自分の世界に戻る時どうなるかと思ってワクワクしてたんだけど…、気付いたら意識無くなってたな〜。ちぇっ」

一日、二次元の世界でおそ松さんの世界にいたからだろうか。目に映る背景や自分がすんごい不思議な感じがする。
なんか懐かしいとか思いながら自分の手元に視線を移すと……。

「……ふぉっ!!?ベッドの上にすこぶる可愛いカラ松のぬいぐるみがある!!!何故!?
……もしかして、カラ松が!?」

私が買った覚えがないカラ松のぬいぐるみが。
見つけた瞬間手に取り抱きしめる。やっば、可愛い。

他にも何か変化はないかと思いカラ松のぬいぐるみを抱きしめたままベッドから降りる。

「愛しのにゃんこ達〜、起きたの〜?まだ寝てて良かったのに…って騒いでたの私か。」

私がベッドから出た時と同じくらいに横になっていたももともかも起きて歩き出す。
おはよーって言って撫でてから私はご飯をボックスから取り出し、お皿に与えた。
(…あ、瓶に入ってるご飯が少なくなってる。
…ふふ、ちゃんとカラ松ご飯あげてくれたんだ)

ちゃんとももともかのお世話をしてくれた事に気付き、私は嬉しくなり顔が自然に笑顔になる。

「………ん?机の上に何か色々置いてある……。
キーホルダー、香水、同人誌…。同人誌!!?
ま、まぁ、それは一旦置いといて…、手紙が置いてあるんだけど。それもおそ松さんの便箋。
ちょっとまって、カラ松コレ……どこで手に入れたの!!嫌な予感しかしなーーい!!
そっそそそそれよりもカラ松が書いた手紙!!!
ぺろぺろ……じゃなくて早く読もッッ!!!」

私はドキドキしながら手紙を開ける。
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