• テキストサイズ

カラ松一日体験【おそ松さん】

第5章 カラ松一日体験〜チョロ松編〜



「うぉおおおおおおっ‼︎凄い‼︎チョロ松みたいなのがいっぱいいるな」

「何それ、どーいう意味」

まだ少し始まるには時間があるが、私たちのいる会場はもうにゃーちゃんのファンが沢山集まっていて、掛け声の練習やオタ芸についての話し合いをしている声が聞こえる。

「凄いな、この人たちみんなにゃーちゃんのファンなのか?」

「そうだよ!みんな僕たちの仲間!
今日はコレを振って掛け声よろしくね、カラ松!じゃあ、ちょっと僕オタ仲間と話してくるからそこらへんにいてね?」

「おし、任せろ!」

チョロ松に渡されたのはケミカルライト。ボタンを押してみると何種類もの色が切り替わる。私はこういうケミカルライトを持った事がないからなんか、凄い面白い。
チョロ松はオタ芸に参加するみたいで前に集まっているオタ仲間の輪で何か話している。

「わー、凄いなコレ…電池式なのかな?てゆーか、チョロ松めちゃめちゃイキイキしてて楽しそう、ふふ、一緒に来てよかったなぁ」

今ならざわざわとしている会場に私の独り言はチョロ松には届かないだろうし、大丈夫だろう。チョロ松にここら辺にいてと言われたしここから動かないでこの会場の雰囲気を楽しもう。











「お待たせカラ松!にゃーちゃんのライブ、もう少しだよ!楽しみだね!」

「あぁ、楽しみだな!…ん?チョロ松、なんでここに戻ってきたんだ?オタ芸でにゃーちゃんに愛を叫ぶんじゃなかったのか?だったら前に戻んないと。もう始まるんだろう?」

「カラ松。せっかくカラ松がにゃーちゃんのライブについて来てくれたのにカラ松を一人にする訳ないだろ。さっき話してたのは今日はオタ芸をしないって話をして来ただけだから」

「ちょっ…チョロ松…!」

なんてこった!そんなキュンってする言葉かけてこないで!チョロ松ガールになっちゃう‼︎
確かに初めてきたにゃーちゃんのライブで一人でいるのは寂しいというか心細いなっていうのは少し内心でおもってはいたけれども!
チョロ松が楽しそうならいいやって思ってたしチョロ松のオタ芸見てみたいっていうのもあったし………
素直に嬉しいぃいい‼︎‼︎(トゥンク……)

「あっ!にゃーちゃんのライブ始まるよ、カラ松!
ほらケミカルライト構えて!」

「おう‼︎」

その瞬間会場が暗くなり、ステージが照らされる。
にゃーちゃんのライブ、開始だ。
/ 83ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp