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カラ松一日体験【おそ松さん】

第1章 画面の向こうの嫁



死んだ………?
私、死んだ…?
目を開けると真っ白な部屋に座っていた。何にもない。
本当に死んでしまったのかと思い腕を握力28kgを使い思いっきりつまんでみる。

「いっ…てぇえ!…てことは、夢、じゃないわ」

すっごい痛かった、死んでもいないし夢でも無いみたいだ。ゆっくりと起き上がり周りを見渡してみる。
真っ白な壁、家具が何一つ置かれておらず、何も無い所で一人…ん?一人?

「なんか…すっごい遠くになんか居る。人…?」

すっごい遠くに人みたいな物体がモゾモゾ動いているのが見える。でもなんか人ってよりも…んん〜?

「近づいて見よう」

好奇心に負けゆっくり、ゆっくりと近づいていく。
あっち側の人にも私が近づいて行っているのが分かったらしい。立ち上がって私をチラ見しながらウロウロしていたが意を決したのかあっちも近づいてきた。
(うっわぁ…っ、近づいて来た…!)

「え………ちょっと待って…?かっ…かかか……」

唇が震えてカの続きが言えないほどに私の心臓は高鳴っていた。私は確信した。私に近づいてくる人(?)は………








「始めまして、俺は松野家次男松野カラ松だ」

かっカラ松ぅうううううううう⁉︎⁉︎
カッコいいいい‼︎イケボ過ぎんだろ、濡れるわ!逆に死ねぇえええええッ‼︎
驚きと興奮が私のパラメーターをバリンと打ち破りカラ松から目が離せない。

「……お、おい、大丈夫か…?」

「はひっ」

変な声が出た。恥ずかしい。

「はっは…始めまして、です!
好きなCPはモブ×六つ子とトド松総攻めです!!」

「えっ?」

「はっ!いや、今の忘れてください‼︎…で、この状況は」

「いや、俺も何だか良く分からないんだが…ここに来た時俺が何故か手に持っていた手紙があってな…
カラ松ガールからの愛の手紙かと思ったが違うみたいだ」

差し出される手紙を受け取りそろりと開いてみる。
”今からこの空間にくる女性に一日カラ松一日体験をさせてあげてください。
近くに二つのボタンがあるのでカラ松様は青、様は黄色を同時に押して下さい。そうしたらお二人の身体は交換され元にいた場所に戻ります。
制限時間は丸一日。時間になったらまたここに戻って来ますのでよろしくお願い致します”

「えっ…じゃあ、カラ松と私の身体を交換するって事…⁉︎」
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