第3章 一日体験〜カラ松視点〜
「ひぇ………っ、ダメだこれは見ちゃいけないやつだ…っ」
俺が開いた部分には一松と俺が変態おじさんに犯されまくってアヘ顔ダブルピースを晒しているところだった。
なんでここを開いてしまったんだ……。oh…。
開いた瞬間軽く悲鳴をあげゆっくりと閉じてそのまま本棚の中に閉まった。
ちょっと…いや、凄い攻撃(R-18 同人誌)を受けた俺はそのまま近くのソファに座りふぅと息を吐く。
「はぁ、凄かった。女性のシークレットは見るもんじゃないな……」
今見てしまったものは忘れよう。うん、そうしよう。
………癒させてくれーー‼︎にゃんこぉっ‼︎
ご飯を食べ終わった二匹は何をする訳でもなくうろうろと気ままに歩き回っている。今がチャンスだと思い、近くにいたアメショーを抱き抱えた。嫌がる様子もなく俺の腕の中にいてくれている。(まぁ、飼い主の身体だからな)
片手で猫を抱きながら空いている片手でついている名札を確認すると”もも”と書かれていた。
「お前はももっていうのか、可愛いな」
ツンツンとももの頬を優しく突いてから頭と身体を満足するまで撫でていると、もう一匹の猫がじーっとこちらを見ている。抱っこしてほしいのだろうか。
「ありがとな、もも。じゃあ次はお前だ!おいで」
ももを床に降ろし、ラグドールを抱き抱える。ももより身体が大きくて凄いモフモフだ。気持ち良い。抱っこされたことが嬉しいらしくゴロゴロと喉を鳴らしてくれる。名札を確認すると”もか”と書かれている。
「お前はもかっていうのか!お前も可愛いな?」
モフモフがたまらなくてもかの頬のあたりに顔を埋めると凄く落ち着く、凄く良い香りがする。最高だ。ずっとこうしていたい。でもやり過ぎは猫に嫌われるのを俺は知っている。猫と仲良くなるには程よい距離感が大切なのだ。
「ありがとう、もか。またモフモフさせてくれ」
もかを降ろした時にふと思う。
「…………は楽しくやっているだろうか。あっちの世界で…」
なんとなくポツリと呟いた。何か変なことに巻き込まれてないか、喧嘩したり…はしないと思うが……。、俺は今からこの世界を楽しんでみようと思う。ご飯を食べてから少し散歩に行ってみようか。
このあと散歩にいくために服を着替えることがどれだけ童貞には大変なことか気づくのにはもう少し先の話である。