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バーでの出会い

第11章 真実


もらった鍵を使って豪邸の扉を開けた

「やっぱすごー」


何度見ても一生住むことがなかったであろう家に住むことになった

貴重な体験だ

あれ、冷蔵庫もソファーもある

いつの間に入れたんだろう

というかここに住んでるわけでないのになんでだ



とりあえずソファーに座って恭雅を待ってみよう









ガチャ・・・

玄関の開く音がした


『紫音いるー?
ちょっと手伝って欲しいんだけどー』


「はいはい、今行く」


『なんか新婚みたいだね』

「そうかな」


『うんうん、あ、食料買ってきたから運ぶの手伝って』

「うわっこんなに買ってきても食べ終わらないうちに悪くなっちゃうよ」


『ええー大丈夫だよ』


「まあいいか」


『なんか楽しみ』




「そういえば今日妹ちゃんにあったけど

隠してることあるでしょ」


『え?例えば?』


「妹ちゃんあてのプレゼントとか、実はここにいなかったとか」






『あいつ、どこまで喋った・・・』



そう言うと電話を取り出し

電話をかけた



『あ、もしもし?珍しいね出てくれるんて』


出るのが珍しいっていつもは出てくれないんだ

どんまいシスコン兄貴

『ちょっと聞きたいことあるんだけど
今日紫音にどこまで喋った



・・・・・・おい、嘘だろ
お兄ちゃんここまでどれだけ頑張ってきたと思ってんだよー



・・・・え?そんなこと言わないで





分かったから、うんはいはい』







何を言われたんだろうか

「なんて言われたの?」



『私の知っていることは全部話したって言われた

いつの間にか色々と知られてた

頑張って内緒にしてたこととかあったのに全部ばらされた


・・・あと紫音に変なことしたら一生プレゼント受け取らないって言われた』


「お疲れ

ところで、妹ちゃんにあげるって言ってたのは誰へ?

彼女できたん」




『いや、できてたらシェアハウスとかしないから』


「ああ、そうか」



『実は、これ』


「え?」


『君へのプレゼント』


「私?誕生日とかでもないけど、なんで?」


『いやーなんとなく?
とりあえず開けてみなよ』


「うん・・・」







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