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バーでの出会い

第11章 真実


『あ、え?紫音姉と遊び行った日もそのあとも家に帰ってきてるよ?』

「引っ越したんじゃないの?仕事の関係でって言ってたけど」


『あやつ何を言ってるんだ

確かに仕事場は変わったっぽいけど、どうせ車乗るしそんな距離変わらないよ』


「ええ?!じゃああの家は一体・・・」


『家?』


「なんかシェアハウスしようって迫られたんだけど」


『は、シェアハウス?嘘でしょ、何考えてんだ?

そんなの私が許さないんだから、紫音姉ダメだよ』


「でも今の家からちょっと離れたかったしちょうど良かったっちゃよかったんだけど・・・」



『・・・・・・分かったちゃんと奴に言っとく

変なことしたら一生プレゼント貰わないって言ってやる』



「単純な兄貴よ」


『まあなんやかんや言ったけど、お兄優しいし

特に紫音姉には

だから、ちゃんと・・・・』


「ん?どうした?」


『いや、頑張ってねお兄とシェアハウス』


「うん」









そのあとも、いろいろな話をした

会社の同僚と話すよりずっと楽しかった


特に恭雅の家での話が一番面白かった


見た目からは想像もできないシスコン野郎だ


一歩間違えればR18だ






『今日はすごい楽しかったです
またメールしましょうね!!』


「こちらこそ!またお茶しようね」






妹ちゃんと別れたあと直ぐに帰って、とりあえず数日分の着替えを用意して、仕事のものも鞄に詰めて家を出た


まだ日は出てるようだし、そんなに遠くもないから歩いていこう

そういえば、まだ恭雅はあの家にいないようだった


連絡しておこうかな



__________

今日からあの家に行こうかと



一言だけどまあいいか


送信してすぐ電話が来た

「もしもし」


『あ、迎えいくのに』

「もうすぐ着くし、歩くのもいいかなって思って
それにこの時間だし、まだ仕事してるかなと思った」



『今日は休みだったんだ』

「あ、そうなの」


『うん、今買い物で外出てるから家にいないんだけどすぐつくから待ってて』


「分かった」


『また後で』




買い物と言って誤魔化したか

本当は家にいたんだろう

妹ちゃんの声も聞こえたし

後で聞いてやろう






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