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バーでの出会い

第11章 真実


「それ、けなされてる?」

『いや、すごいなって

私は顔に出やすいタイプだから、悩んでる時はすぐにお兄にバレるし、多分あのイケメン見るとすぐに赤くなっちゃうから絶対無理』


「恭雅にバレるのは別じゃない特殊だし」


『まあだから紫音姉はすごいなって』


「あんまり自覚はないんだけどね」

『そこがいいんじゃない』



「そうかな」


『うん、だってきっと弱いところを見せてくれた時に

この姿は俺だけに見せてくれている

ってなるよ?私男だったら紫音姉に猛アタックするよ』



「嘘でしょ、私なんかモテたことないしありえないって」


『え、やっぱり知らなかったんですね』



「何が?」

  


『紫音姉すんごいモテてたんですよ?』

「嘘つけ」



『嘘じゃないですよー同級生も先輩も後輩も、特に先輩たちに結構好きだって言ってた人いましたよ?』


「そんなわけ無いから」


『鈍感すぎでしょ、お兄も苦労するわけだ』


「こんなののどこがいいんだか」


『んーわからないかなー』



「まあまあ、でそのイケメン君にはどうしようか」


『イケメン君彼女とかいるのかな』



「ほかの子に聞いてみるとか、連絡先とかは知ってる人とかいないの?」


『それがですね、耳寄りな情報がありまして


イケメン君には10歳くらい年上のお兄さんがいるようでして』


「うん」

『その人もまたイケメンらしいんですね』


「うん」


『・・・・・・それだけです』


「どこが耳寄りなの」


『全然耳よりじゃないです』



「・・・・・・」



『すみません』


「いいけど、そういえば誕生日だったんでしょ?」


『え?』



「この前恭雅と買い物したときプレゼント買ったって
早く言ってくれれば私も買ったのに・・・」



『私、誕生日じゃないですよ』


「え?」

『誕生日じゃないです、お兄からプレゼントなんて貰ってないですし』


「嘘でしょ、じゃあ彼女のとか」


『彼女いまいないですって』


「ああ、そうか
じゃあ、あれ誰に買ったんだ?」


『何買ったのか見ました?』


「いや、見てない」


『うーん、家に帰ったらちょっと探してみる』


「え、でも今恭雅家にいないんじゃ』
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