第11章 真実
久しぶりに公園きたなー
深呼吸するとなんだか身体の中のモヤモヤしたものが全部なくなる気がする
水の流れる音、風で木々が揺れる音、鳥の鳴き声
目をつぶってただただ風を感じて、自然と一体になったような
何もかも綺麗にしてくれるような、このまま溶けて消えてしまいたい
「はぁ……純粋な心はどこへいった」
どこで間違えたんだろう
ここ最近仕事でも言いたいことが言えないし、仕事もはかどらない
浩二との関係をちゃんとしないと、このままだといろんな人に迷惑をかけちゃう
恭雅にも……
「誰か悩み事のない場所に連れて行ってくれないかな」