• テキストサイズ

バーでの出会い

第18章 大切な人


_恭雅


浩二との話し合いから帰ってくるのを待ってる間に俺はソファの上で寝ていたようだ


きっと彼女だろう


優しい手で頭を撫でてくれている…心地いい


「恭雅?こんな所だと風邪ひくよ?」



『あ、うん……起きる』


「ただいま」


『おかえり、お風呂は?』


「ああ、入る」



『じゃあ行ってきな』


「うん」






なんか俺どうしたらいいのかな


ぎこちなかったかな今の




とにかく今は彼女を抱きしめたい





『紫音?』



「え?なに?」



『もう上がる?』


「入ったばっかりだけど?w」




『ああ、そっか、ねえ俺も入っていい?』



「え?!ちょ、待ってよ?」



彼女の許可が出る前に俺は全部脱いで風呂場のドアを開けた



「わっ!ほんとに来た、お風呂入ったんじゃないの?」



『うん、入った』



だって、入ったけど、だって……



「なんで2回もw」


『だって…早く抱きしめたくてしょうがなかったから』



「うっ…」


そう言って俺は裸の彼女に抱きついた


「あの、物凄く恥ずかしいんですけど」



『ちょっと、静かに、少しだけ、お願い』



何かを察してくれたのか彼女は黙って俺の背中に手を回してくれた




『……裸で抱き合うってだいぶ恥ずかしいね』



「いや、さっきから言ってるよね?私」



『うん、そして、エロいね』


「やめろーw」


『……ありがとう』




「え?」




『俺、絶対幸せにしてみせるから、なんでも言って?やな事、楽しかった事、嬉しかった事、全部知りたい』



「うん」


『……俺、上がるね、のぼせそうww』



「ちゃんと出たら水飲んでよw」


『ああ』



俺は体を拭いて紫音に言われた通り水を飲んだ



あの勢いで言っちゃおうかとも思ったけどやめた




それから、紫音が上がってきたから水を渡してあげて頭を乾かしてあげて、一緒にテレビ見て


そろそろ寝る?って聞いてくるから俺は彼女に向き合って言った
/ 152ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp