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バーでの出会い

第17章 好きな人



あれから月日が経って


誠が高校、結が中学にあがり


誠は中学の頃から俺に似てモテてしょうがないらしい







ごめん嘘紫音に似て

結も『告白された!5人にも!』


なんて、意味わかんないこと言ってきたし



この子らが小さい時から計画を立てておいてよかった



誠『父さんただいま』


『おかえり』


誠『母さんは?』


『ああ、部屋いるよ仕事してるみたいだけど』


誠『ああ、そうなの じゃあ後でいいか』



『ん?どうかしたのか?』


誠『あーいや別に』



なんだあいつ、何を隠している紫音に言えて俺に言えないことって言ったら…




『おい、誠』


誠『ん?なに』



『彼女か、彼女でも出来たのか』



誠『え?!いいいや、べ、別に』




ああ、イケメンで紫音に似て性格いいのに


そういう所は俺に似てんのなーすぐ顔にでんの


てか、もう喋り方で分かる




……俺ってこんなにわかりやすいの?w



『どんな子だ』



誠『か、かわいいこ』



『ふーん』



誠『な、なんだよ』



『誠、かなりモテてるようだけど、遊びとかだったら…』


誠『そ、そんなことあるわけないだろ!?


それに……ちょっと母さんに似てるんだ』





紫音に似てる子?!なんだと?!



『許す』


誠『は?』



『お父さんは応援するぞ!』



誠『は、はぁどうもありがとう』



紫音に似てるなんてなんていい子を選んだんだ!



その後も話を聞いたけど、その子だけ他の子と違ってみんなの見えないようなとこで誠を助けたり、部活も一緒みたいで、競い合うライバルでもあるんだとか



さすが俺の息子

幸せにしてやるんだぞ







結『お母さんは?』


なんて考えてたら結が来た


『部屋で仕事片付けてるよ』





結『あーじゃあいっか』




『なんかあるのか?』



結『別に、急ぎじゃないし』




ま、まさか結も顔には出さないけど、誠みたいにわかりやすくないけど彼氏とか言うなよな?!



『も、もしかして彼氏とか?それでお母さんに相談か?』



結『……チッ、バレたか』




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