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バーでの出会い

第17章 好きな人


『私よりお兄ちゃんの方がおそーい!』


誠『何言ってんだよ!スタート俺の方が遅かったんだから当たり前だろ!』


「あーあ喧嘩しないのいつも仲いいのになんで走る時ばっか喧嘩するかなー」


『おかーさん!だって私!』


「結、自分が勝って喜んでいいけど、人を傷つけたりすることは言わないんでしょ?あと?」



結『喧嘩してもすぐ仲直りすること』


「やー!わかってるじゃん!結いいぃ」



結『おか、さんくるしい』



「ああ!ごめんごめん

はい、じゃあ仲直りのハグしておしまい!」



誠『これ毎回恥ずかしいのにー』



「そのうち慣れるから!」







妹がちゃんと出来た


誠も喜んでくれたし、なにより紫音がもっと笑うようになった



俺は


それが何よりも嬉しい





とても幸せだ







だったんだけどさ





『誠ー!結ー!お兄さんだぞー』



誠『あ!恭雅兄ちゃんだ!』

結『やったー!』


「あ、今日は悠音ちゃんも一緒?!嬉しい!」


悠音『お久しぶり!』


「いっぱい話そ話そ!」

悠音『話すこといっぱい持ってきたんで!』


「やったあああ!」



でた、運動神経イイヤツ



一緒に遊んでもらってありがたいんだけど



紫音と仲いいし運動できるしむかつく!



恭雅『紫音結トイレだってー』



遠くで叫んでるやつ



「あー!浩二頼んだ!」



頼んだ!じゃないよ


悠音ちゃんと話が盛り上がってて結のトイレどころじゃないようだ



まあいつも頑張ってくれてるからいいけど




『ほら、結いくぞ』



結『あーはやくはやく!』



『じゃーこっち……』


結『え、だんしといれはいるの?』


『だって一人じゃできないだろ?』


結『恥ずかしいもんひとりでする』


『ええ、大丈夫か?』


結『うん、お母さんは次は一人でできそうだねって言ってたもん』




『あ、ああそうか、じゃあここで待ってるから気をつけるんだぞ?』



結『うん』



ああ、心配だ でも女子トイレに入るわけにも行かないし



……ていうか、結って今いくつだっけ


男子トイレ恥ずかしいって…え?


俺そんな早くからそんな感情あったっけ?

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