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バーでの出会い

第17章 好きな人


「うわ、鍛えられても腰だけかもね、どんまい」


『いや、どんまいじゃないから!俺のやり用では足だって鍛えられるかも』



「誠ー!」


『なーにー!』


「お父さん肩車してくれるってー」


『え?!俺そんなこと言ってないよ?!』


誠『やったあああああ!はやくのせてのせて!』



「ぷぷっこれであの坂登れば、足鍛えられるね?」


『あ、おまえ!』


「じゃあお母さん先に行くから!誠ちゃんと頭につかまっててよ?」


誠『うん!』


「公共の場でそういうの言ったバツだから!
言ってくれるのは嬉しいけど家の中で言ってよね?」



そう言って彼女は軽快にあの坂を登っていった


決して軽いとはいえない誠を肩に、普通に歩いても疲れる坂をのぼる……きつすぎ!!



誠『ねえねえ』



『どうした?』



誠『妹いつ?』




『せっかちだなー誠は
そんなに早く欲しい?』



誠『うん!欲しい!』



『じゃあ今日は早く寝ること!』



誠『えー』



『その代わり明日は休みだからいつもはダメな寝坊していいぞ!お父さんが言っといてやるから』



誠『え!いいの?!』


『ああ、でも今日ちゃんと早く寝たらだぞ!』


誠『うん!ねる!早くお風呂入ってねる!』



『よーーし!あ、でもこのことはお母さんに内緒、な?』



誠『え?なんで?』


『え、えーといつもお風呂入るの嫌がる誠みたら驚くから、そういう気分って言って』



誠『うーん、わかった』





そんな話をしていると家に着いた


『よし、到着!』



誠『お母さーん、お風呂先はいるー』


「え?どうしたの?いつも入らないのに」


誠『そーゆーきぶん!』



「なに?変なの」




よし、さすが我が息子


「浩二も、服汚れてるから着替えて、お風呂入ってきたら?」


『ああ、そうする』






風呂から上がった誠はお腹空いたーってすぐ机についた



紫音の作るハンバーグ


彼女は何を作っても美味しい


誠は特にハンバーグが好きみたいだ



いただきます!



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