第18章 これからも一緒にいるのに誕生日関係なくない?
神威の口からまさかそんな堂々と誘い文句が来るとは思わなかった。
神威から差し出された手のひらを握り返し、やっとの事では窓に寄りかかった。
『行きたい気持ちは好きにしてくれていいけど、こんな所で言わないで…頼む…』
「だって、は面と向かって言わないと気づいてくれないでしょ? それとも、ホテルじゃなくて俺の部屋がいいの?」
『何故そうなる』
「だって、そろそろ俺の部屋かの部屋でするの飽きてきたかなー?と思って言ったのに」
『口を慎めこのクソッタレが。公開処刑かこれは』
神威との周りが段々と黒いオーラに包まれてきた時、阿伏兎は、2人の肩を掴んだ。
「オイオイ 団員達が妙にソワソワしてると思ったらアンタらが原因かよ。話し合いは部屋でしてくれ。ここ、皆のフロアだから」
「『阿伏兎!』」
「ねェ、やっぱり1回はホテルでやっといた方がいいと思うよね?阿伏兎も」
『だからそういうことをサラッと言うな!こっちが恥ずかしいわ!』
「単刀直入に言わないと阿伏兎も分からないだろ?」
『デリカシー仕事してくれェェ!! だいたいアンタ、元から○△%※☆~~!!』
「むっ だって✕◇◎★~~!」
「…………はァ…」
「「「「(団長と幹部、俺達いるの気づいてねェのかな…)」」」」
((腹立つから神威の部屋にケーキ置いとこ。腹立つからね!?))
K(全く素直じゃないなぁ。ま、ホテルには連れていくけど♪)
A(疲れるわおじさん…)