第17章 もしもシリーズ2/万事屋篇/短い/なんでもありな人向け
__もしも、が万事屋の一員だったら__
ある晴れた昼下がり。万事屋はいつも通りに暇を持て余していた。そろそろパチンコへ狩りだそうかと、銀時は社長椅子から立ち上がった時だった。
『…ねェ』
「あァ?」
『棚の上に置いてたアキラ様フィギュア、2ミリ欠けてるんだけど。誰?やったの』
「はァ?そんなモンしるかってんだ。つーか、2ミリって何だよ、どこまで細けェんだよ」
『ヘェ。今なら半殺しで許してあげたのに、名乗り出ないなんて、本当に殺されたいのかなァ』
「おっ俺ェェ!?ちょ、その言い方、犯人俺になっちゃってるよね!?違うから!マジで違うからな!つーか言ってること一緒だろ!」
『ふーん。銀さんじゃないのか…じゃあ誰かな?』
「か、神楽じゃねェの?」
『いや、朝に一度確認したんだけど、まだキズがなかった。
神楽ちゃんは、朝から出かけてたから違うな』
「し、新八は?アイツ掃除してただろ?」
『新八くんはフィギュアが置いてる部屋は掃除してなかった。そのあとすぐに神楽ちゃんを追いかけに行ったし……』
残ってるのは…と先程には無かった殺気を銀時に放ち、ゆっくりと近づいてゆく。
「まて!違う!俺じゃない!!」
『ふーん、罪を償いたい?そうかそうか、じゃあツラ貸しな』
「あああああ!!!!!」
((で?言うことは?))
G(俺が落としました…)
K(銀ちゃんの顔、蜂に刺されたみたいになってるアル)
S(蜂っていうか、とんでもなく膨れ上がってますけど…)