• テキストサイズ

【銀魂】ヨルのウサギ 番外編

第14章 もしもシリーズ1/百華篇/なんでもありな人向け







『フフ…お天道様、ですか。随分と吉原を手なずけたようですね』




突かれた木刀を掴み、銀髪の侍を月詠達へ放り投げた。



「!!」


「銀時!!」


「ッグァア!!」



『私とて、吉原に、旦那に、全てを捧げたわけではありません。されど、居場所を作ってくれたのも事実。

困るんですよ、たかが地球産に、吉原(ここ)を潰されるのは』




「じゃあ、夜兎ならどう?」


『!』


「神威ィィ!!」



三つ編みの男の手によって、は数メートル飛ばされた。壁に激突し、すぐに体制を立て直すが、二発目の攻撃がくる。



『…っ旦那が、よく話していましたよ。春雨第七師団には雷槍(らいそう)がいると』



相手の拳を受け止め、クナイで足を刺す。相手がふらついた所を見逃さず、は相手から遠ざかった。



「君は、風槍。丁度いいじゃないか」


『…丁度いい?』


「風槍と雷槍、二人で一つだ」


『風神雷神みたいに言わないでください』


「君は夜兎なんだろ?あの夜王に気に入られていたなら相当の強さって事。
俺は今ここで楽しみたいところなんだけど、旦那が死んだ今、夜王は俺に変わった。

だから君が仕えるのは俺、君の居場所は春雨だ」


「「「!!」」」


『……春雨?何を勝手な』


「ついてこい、。夜王の代わりではなく、俺に」




((春雨に、風神雷神が揃った。恐れるものなど何も無い、と誰かが呟いた))

K(本当はこの場で殺るつもりだった。けど、戦場で笑う姿はとても美しかった)




/ 53ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp