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【銀魂】ヨルのウサギ 番外編

第12章 未来の私も変わらない私






ガチャ


『おかえりー!私!見て!!私が会議行ってくれたおかげでゲットしたよ!!』


『うぉぉ!よくやった私!』



キャイキャイと盛り上がっているときに、誰かがドアをノックした。


『『!』』


私と私(10年後)目を合わせて音の主を待つ。



「おーい 俺だ」


『なーんだ 阿伏兎か』


『んじゃアンタ(10年後)はクローゼットにでも「さっきの会議についてだが…、開けていいか?」
おっと、私がクローゼットだわ』



さささっとクローゼットの中へ隠れ、そのタイミングで阿伏兎は部屋へ入ってきた。
少しの隙間から2人を覗く。



『なんか用?私今からゲームするんだけど』


『(さすが私、いつも通りだ…)』


「、さっきの会議、いつもと違う感じがしてな」


『(いつも通りじゃねーじゃん!)』


『え?そうかな?』


「まさか、誰かと入れ替わったとかないよな」


『!?』


「どうなんだ?」


『そっ、そんなことないし。阿伏兎の思い過ごしでしょ』


「本当か?嘘じゃねェな?」


『『(バレてんじゃん!!阿伏兎怖っわ!)』』



「…」


『……はは…ったく、阿伏兎は…困っちゃうなァ』


『(ちょっと!平常心保てよ!)』


「本物なら、大丈夫だよな」


『?』



阿伏兎が一旦外に出て、そのつかの間、阿伏兎と共にもう1人部屋の中へ入ってきた。


『(阿伏兎、誰連れてきたん……神威!?!?)』


「やっ 、さっきぶりだね」


『そうだね…ごめんなさい、帰ってください』


阿伏兎は神威に耳打ちすると、神威は少し頷いて、嬉しそうに(10年後の)私へと近づいた。

そして1発顔面へパンチ。
少し反応が遅れたようだが、なんとか避けていた。



『うぉい!?何すんのいきなり!』


「まだまだー」



2発、3発と蹴りやらなんやら攻めてゆく。
それをヒョイヒョイと驚きながら避けていく私(10年後)に違和感を覚えた。



『(…なんか)』



ピタリと止まる神威の身体。
納得するようにニッコリと笑顔に戻った。



「うん、違うね。」


『え』


「ここで俺に殺されたくなかったら、さっさと本物の出してくれないかな」


『『!?』』


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