第4章 春雨にクリスマスなんて関係ない
『普通に考えてクリスマスプレゼントに爆弾よこすヤツいる!?馬鹿か!?あぁそうだ!神威は馬鹿だったね!!おかげでPSPもソフトも全部パーだ!!』
それでもって弁償しない神威はもっとパーだ!!
ムカつくから、側にあった枕を阿伏兎に向かって投げてやった。怒られたけど。
そこで医務室の扉が開く音がし、神威があの笑顔で立っていた。
「こんなに怒るなんて思わなかったよ」
『きたな。魔王神威』
この点滴の針を目玉に刺してやろーか!あぁん?!
あ!私の林檎食うな!
「枕元に時計置くなんて馬鹿なの?」
『馬鹿はテメェじゃ
絶対許さんぞ。この恨み、墓まで持っていってやる。』
「誰キャラだ」
「好きにすればいいさ。一応、ハイ」
また神威から紙袋を渡された。今度は騙されんぞ。
『……ッ!!?!!??!?!?』
紙袋から出てきたのは世で3個しか販売されていないアキラ様のスペシャル限定フィギュアだった。
春雨幹部の私でも買えないくらいの大物なのに。
『っうっ、ゔ、嘘………』
断念したアキラ様フィギュア……今目の前に、私の手元に……。
「これで許してくれるかi『許す。許します。神威様』」
「オイ さっきまでの殺意は何だったんだ…」
私は傷つかぬよう、大事に紙袋になおした。
『ア''……キ、ラ様…………』
「チョロイね」
「団長、戻しとけよ」
A(さてと ボロボロになったの部屋をどーするかねェ)
K(この前行った任務で見つけたんだよね、そのフィギュア)
((はぁ…アキラ様……尊い。))