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【銀魂】ヨルのウサギ 番外編

第4章 春雨にクリスマスなんて関係ない







23:57


ベッドの上でPSPの電源を切って、ヘッドホンを外した。
明日起きたらまた使うだろうし、枕元に置いた。充電も忘れない。


大きな欠伸を一つかますと、電気を消して、布団を肩までかけた。そして目を瞑る。

いつも静かな自室に、時計の針の音がする。耳元で。
あぁ、神威に貰った置き時計か。


カチッ…カチッ…


なんか違和感がある。あれか、私は無音じゃないと寝れないのか。

頭をすっぽり隠すように、布団を上まであげた。ついでにまた欠伸を一つ。


まぁ、時期にこの音も慣れるだろu


ドガァァァアン!!!











『死ね!!!神威死ね!!許さんあのアホ毛!!!一生恨んでやるゥゥ!!言ったじゃん!爆弾とかないかって!!』



キー!と医務室のシーツを口に涙を流す。


私はあの爆発のおかけで全治2週間の大怪我だ。

手には点滴、頭には包帯、顔にはガーゼ諸々。


医務室のベッドの上でギャーギャー叫ぶのは私だけだろう。

心配して来てくれた阿伏兎は林檎を剥いてくれている。ホントまじ阿伏兎好き。


「落ち着け。死ななかっただけマシだ」


それでも泣き叫ぶ私の口に一口サイズに切った林檎を放り投げた。食欲はある。


『許さん本気で許さん!!これ小説だったから軽く済んでるけど!!現実だったらグロテスティックだからね!?』←


「グロテスティックって何だ」


また口に林檎を押し込まれた。おいしい。



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