第3章 入れ替わり事件発生
「細いなァ。折れちゃいそうだ」
その腕での全身をペタペタ触る。
あれ?女独特の膨らみがない。
「って胸ないのかな」
服のボタンをはずし、脱いでみる。寝ているの隣に置いた。
サラシを巻いてるみたいだった。通りで無いわけだ。←
そりゃあ普段邪魔だもんね
「そうだ!外してみようか」←←
神威は腕を背に回して、サラシの端を外す。シュルシュルとサラシを外していくと、誰かが走ってくる音が。
そんなことも気にせず、緩めていく手は止まらない神威。
提督室の扉が開いた瞬間、また煙に包まれた。
「げほっげほっ」
『誰!?ゆっくり寝てたのに!』
一瞬、視界がぐらっとして、眠っていたは立った状態になっていたので、びっくりして目が覚めた。
扉の方を見ると阿伏兎がまたあのバズーカ持って息切れしていた。
「普通はこんな一大事に寝ないから!」
『私の睡眠妨害……ンギャァァァ!!』
煙が薄くなってゆき、阿伏兎の側へ近づいたとき……そう。気づいた。
「……っ!?」
『な、なんでサラシ取れてんの!?』
急いで巻き付け(めちゃ雑)、阿伏兎を見るとしたに顔を伏せていたが、顔面真っ赤だった。
絶ッ対見たよコイツ!誤魔化してるけど丸わかりだからね!?
服のボタンをとめると、阿伏兎に詰め寄った。
『阿伏兎、見たっしょ!?』
「…………………………み、見て『見たよね!?その間は絶対見たよねェ!いや、見えないとかおかしいから!!』…………悪ィ」
『…阿伏兎は仕方ない。ただ……
こんの神威ッッ!!!っバカヤロォォォ!!!!』
当の本人はベッドでグースカと寝ていた。
ので、思いっっっきり頭を殴ってやった。
その振動で機嫌が悪そうに起き上がりそうだったので、阿伏兎と全力で逃げた。
つーか私の方が被害者なのに!?
めちゃくちゃ泣きたい気分じゃァァァァ!!!!!
((部屋に帰ったら、高杉からお詫び品が送られてきたので良しとする。))
K(惜しいなァもうちょっとでのm←)
A(後でちゃんと謝っとくか。)
T(ッチ着物の裾が破れてやがる…あの野郎…)